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あげくにパッドがはまらない・・・ [もてぎ]

さて、後はパッドを付ければキャリパーの修復作業は終わりです。
ちょっとほっとして、帰還用(もうサーキットは無理だが家には帰る量は残っている)パッドを付けたのですが、・・・付きません。
手が寒さでかじかんでいるか、早く終わらせたくて気持ちが焦っているかと思いましたが、どう丁寧に入れても収まりません。

実は、この作業の前にリテーナーがローターに当たって削れた部分がバリになって壁になっていたのですが、この面上をスライドするパッドの邪魔になると思って、このバリを裏側に折り曲げていたのです。
ですが、そのバリの高さ分だけパッドの収まる長さが狭くなって、はまらなかったというわけです。

さて、では、表側にバリを曲げると、当然、ローターにパッドが当たりません。
この状態で無理に踏めば油圧で当たるかも知れませんが、戻らなくなって、帰宅途中で危険な目にあいそうです。

ということで削るしかありませんが、手持ちの道具はスタッドボルトの山をつぶしたときに修正する目的で持っていた小さいヤスリしかありません。
リテーナーは銅製のバネ部材なので、硬い上に延びが良くて、なかなか手ごわいです。なかなか削れません。
もういいかなと思って、パッドを付けてみるのですが、はい、だめですって何回もやり直しさせられました。
車のブレーキって、1t以上の車を180km/hから止めるようなものなので、大雑把なものかと思っていたのですが、結構精密なので困りました。・・・いや感心しました。

バリが小さくなって、やっとパッドをついたら、もうエア抜きとタイヤをつけるだけの簡単な作業だけです。
冷え込んできたもてぎのピットで、ジャッキを降ろしてタイヤが接地したときには、とりあえずほっとしました。
ちょっとジャダーが出ていましたが、制動力は十分で、無事?自走で帰ることができました。

リテーナーです。削れたのは裏側です。


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